活動日誌−藤本ともこ
【15.07.21】タブレット導入の先進地を視察
議会運営委員会で導入に向け、まず一歩となるか
7月16日、17日、台風が来る中、神奈川県逗子市と東京都多摩市へ議会運営委員会で視察に行きました。
災害発生が懸念される中、「本当に行くの?」と確認したところ「行く」ということだったので、「いいのかなぁ」と思いながら参加しました。(結果として、大きな災害は発生しなかったことは幸いでした)
逗子市は、議員提案でタブレットが導入された先進地です。議会関係資料だけでなく、日常的に執行部から提供される資料についてもすべてタブレット対応。ノートパソコンと比べてもタブレットの方が使い勝手が良いとのことでした。
視察への対応も4名の議員で対応していただき、「何でも聞いてください!」ということで、率直に質疑応答ができる雰囲気でした。
議員の平均年齢が津市議会と比べてもうんと若く導入に向けて、「特に抵抗がなかった」ということでした。みんなが使い慣れるまで、「実証期間」を設けて取り組む中、執行部もタブレット対応に切り替え、印刷の手間も紙代もずいぶん縮減でき効率化がはかれたということでした。資料は、タブレット対応に切り替えたことで、より詳しい資料提供になり、わかりやすくなったことや議場で誰かが質問するとそれに関することを一斉にネットで調べながら他の議員が質問を聞くなど議論が充実した、市民から質問されたときタブレットの中に必要な資料がつまっているのでわかりやすく説明できるようになったなどの利点があげられました。今のところ、デメリットは「ない」とのことでした。
資料整理におわれる現状を思うとタブレットの導入は個人的には大歓迎です。
翌日の多摩市は、議会の中継をユーストリームやユーチューブを活用して実施しています。津市の場合、独自システムでの対応ですが、業者との契約更新の時期にきており、独自システムでは受信件数に限りがあるので、見直しの参考にするために視察に行きました。
こちらも、議員による説明。本会議も委員会も休憩中も中継は続けており、リアルな映像が配信されているということでした。そのことによるデメリットを訊ねたところ「傍聴に来てもらったら休憩中もその場にいてもらうので、同じでことですよ。何も隠すことはありません」ということでした。
今も市議会のホームページから映像配信を選んでもらうとライブ映像や録画映像にアクセスできますが、そこは変えない予定です。配信方法の実務的な問題での視察でした。
昨年も議会運営委員会では、タブレットを導入している町田市に視察に行きました。議会としてどのようにしていくのか、まだ議論はこれからですが、導入に向けた第一歩となるでしょうか。