活動日誌−豊田みつはる
【11.10.27】教育厚生委員会視察
考える力、表現する力、心豊かに生きていく力を育む読書活動
教育厚生委員会は、神奈川県平塚市で子どもの読書活動推進について、秦野市で公立認定子ども園について視察しました。
◎子どもの読書活動推進について
平塚市では、平成23年度から26年度の間、子どもたちが読書と関わることで、豊かな言葉や人間味あふれる表現に触れ、考える力や表現する力、心豊かに生きていく力を育んでいくために、子どもの読書活動推進計画(第2次)が立てられ、具体的に進められています。
・乳幼児期(〇〜3歳)では、「本と出合う」事で、保護者との心の交流を通じて自分が大切な存在であることを体感し、「言葉」や「心」を育んでいく時期
・幼児期(3〜6歳)では、「本と親しむ」時期として位置づけ、地域の子育て中の親子への絵本の読み聞かせ名での取り組み
・学童期(6〜12歳)では、「本と学ぶ」という事で、家庭への子ども読書活動の啓発等に力を入れています。
・少年期(12〜15歳)では、読書相談や調べ物サービスの充実に重点を置いています。
・青年期(15〜18歳)では、「本と生きる」をキーワードに、本を読むことを通して様々な事に興味関心を広げ、自分の生き方を考える時期としています。
そして、「家庭・地域におけるつながり」「学校におけるつながり」「いつでも、どこでも子どもの読書活動を支える」サポート体制をつくっています。
また、「学校司書」が小学校28校全校に、また、中学校15校のうち10校に配置され、残り5校となっており、早い時期に、すべての中学校に配置する予定になっていす。◎認定子ども園について
核家族化、少子化、女性の社会進出等により、公立幼稚園の希望が減り、空き教室の有効活用が教育委員会の課題であった一方、保育園は入園希望者の増加で、待機児童の解消と施設の老朽化が課題であったことから、平成20年4月から4園が認定子ども園として新たにスタートを切りました。
子ども園のメリットとしては、小さな子どもへの思いやり、やさしさ、命の大切さが育まれ、4,5歳児の生活がより豊かな体験や経験が出来るようになった。友達関係づくりができ、安定した気持で小学校へつなげていけるようになった、ということでした。
一方、課題としては、保護者にとっては、送迎時の時間確保にゆとりの差が生じたり、園への支援体制に差が出ます。さらに、職員にとっては、予算執行及び事務の煩雑さ、単独園との勤務の違いなどがあげられるとのことでした。